ボディマッピング?

“動くための基本の基” 達人に共通するからだの使い方を知ろう!

 

アレクサンダー・テクニークを学ぶ上でぜひ知っておきたい身体の現実です。アレクサンダー・テクニークの一部ともいえるでしょう。

ウイリアム コナブルさん、バーバラ コナブルさんがアレクサンダー・テクニークを教える過程で発見し、使い始めました。

(音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと、春秋社)

それは「ヒトが自分の身体をどのように認識して動くか」ということです。

解剖学的な知識はもちろん役にたちますが自分の身体という現地でそれを体験することがボディマッピングです。

ヒトは誰でもことばを覚えたときから頭はどこ、手や足はどれかを認識しています。しかし多くの人は正確な脊椎(背骨といわれている。)の位置、場所をはじめとして腕や脚、関節におけるそれぞれの関係はあいまいなまま動いています。そして「ボディマッピング」という考え、またはうまく身体を使えている人との出会いでもないかぎりその認識を変えることはないでしょう。

多くの関節の痛み、背部痛、肩こりなどはこれが原因で起きています。

 

質問 『あなたの頭はどこにある?』

『脊椎はどこからどこまででしょう?』

さらに

『頭は脊椎の上にありますがその関節の場所はどこでしょう?そして頭はそこでどのように動けますか?』

もしこの事実を自分の身体で認識することができたらどんなことがおこると思いますか?

わたしは自分がボディワークを受け、また他人にワークをする過程でなぜワークを終えて時間が経つとからだはもとの状態に戻るのか、長い間疑問でした。

マッサージテーブルの上でどんなに長くなっても床に立ち上がった瞬間、多くのひとはもとの長さに戻ろうとするのです。

アレクサンダー・テクニークを知ったときは本当に目からウロコでした。

それが起きないためにはまず自分の頭がどこにあるか認識する必要があったのです。

脊椎についていえばではそれは平面的(CTの図のような水平面)にどこにあるでしょう。前部でしょうか?それとも中央?もしくは背部でしょうか?

さらに縦軸、頸、胸部、腰部、骨盤について知ると何がおこるとおもいますか?

私は時間があれば坐禅をします。数年前に6日間の接心に参加しました。この考えが役にたちました。脊椎の支えは背中の筋肉の余分な緊張を減らしてくれるのです。

脊椎の長さ、場所が明確になると体の支えがより働くのです。

頭の動きはすべての動きの基本になります。

これがとくにうまく使えている人は一流といわれるアスリートや演奏家、歌舞伎の役者さんなどです。たとえばフィギュアスケートといえばだれもがすぐに頭に浮かぶ人たちです。

ボディマッピングは誰にとっても使える考えでこれを知ると日常の動きが立つこと、歩くこと、から始まり格段に効率よく故障が少なく行えるようになります。

 

次の質問 腕はどこから始まっていますか?手首まで関節はいくつあり、それぞれの場所でどんな動きができるでしょう?手についてはどうでしょうか?

ヒント 横綱の土俵入りのとき両腕はどのくらいの角度で広がっているでしょう?

 

次の質問 脚と胴体の境はどこでしょう?股関節の位置を正確に答えられますか?

これについては実際の探し方を後のブログに書くことにします。

私は四十肩、五十肩といわれる症状で随分痛い思いをしたがこの考えを使い治すことができるようになりました。ひざの痛みもまたしかりでした。

次の質問 呼吸はどのようなしくみ行われているか知っていますかん?

あなたが吸った空気はどんな経路でどこへいきどういうしくみで外へ出て行くのでしょう?

次の質問 呼吸について知ったら声についても知りたいとおもいませんか?

これも次回のブログをお楽しみに!

 

これらすべての質問に正確に答えられた方へ

“それでもアレクサンダー・テクニークはあなたの動きをさらに洗練しパワフルにするお手伝いができます!”